コーヒー豆の保存方法
コーヒー豆を長持ちさせるには、温度、湿度、酸素、直射日光に気をつけなくてはなりません。
特に気をつけないといけないのは酸素で、コーヒー豆が酸素に触れると酸化が始まり、香りも味も格段に落ちてしまいます。
それを防ぐには密閉された容器に入れ、空気から遮断するしかありません。
一般に販売されているコーヒー豆は、大体缶入りか、密封パック、紙パックに入っているかと思います。
缶入りなら蓋をきっちりと閉め、密封式の袋の場合は空気が出来るだけ入らないようにしてください。
もし、紙パックや密閉出来ない容器や袋のもの、挽き売りされているものの場合は密閉容器に移し替えて、
空気に触れないようにしてください。ただし、缶や瓶でも豆をが減ると、相対的に中身の空気が増えるので、酸化が進むので気をつけてください。
密閉ができたら、冷所暗所に置いて保存します。短期間の保存なら冷蔵庫、3週間以上の保存の場合は冷凍庫で保存するといいでしょう。ただ、冷蔵庫や冷凍庫で保存した場合は、使う前に使う分だけを常温に戻すようにしてください。出してすぐに抽出すると、味や香りが劣化する場合があります。
また、コーヒーは吸香性が非常に高いので、強い臭いのあるものと一緒においておくと、臭いが移ります。臭いの強いものと一緒に保管しないようにしましょう。
ちなみに未開封状態での賞味期限は、缶入りで18ヶ月、瓶入り、フィルム袋入りの豆で1年、フィルム袋入りでも挽き売りのものは9ヶ月、開封後は豆で1ヶ月、粉の場合は1週間程度を目安にしてください。
期限が切れた豆や粉は、肥料にしたり、臭い消しに使うといいでしょう。特にオムツなどの臭い消しにゴミ箱の蓋につけたり、灰皿に入れておくといいのですが、臭い消しの場合はペーパーフィルターにくるむなどして、乾燥させてください。生のままだとカビてしまったり、逆にコーヒーが臭いの発生源になってしまうので注意。