生産地によるコーヒーの銘柄
アフリカ
- キリマンジャロ(タンザニア)
- 強い酸味とコクが特長。’野性味あふれる’と評されることが多い。キボーKiboという産地が有名
- ケニア
- 日本ではあまり知られていないが、品質はタンザニアに勝るとも劣らない。
- モカ(エチオピア)
- モカコーヒーと呼ばれている物の大半はエチオピア産である。シダモ、ハラー、ディマ抔の産地がある。
- ジンバブウェ
- マラウィ
- ブルンディ
- ザンビア
- ウガンダ
アジア
- トラジャ
- カロシとも言う。インドネシアのスラウェシ島産。苦み中心の味で、非常に濃厚なこくを持つ。酸味は無い。
- マンデリン(インドネシア)
- スマトラ島産。苦味とこくを中心とした味わい。ブルーマウンテンが現われるまでは世界一と評されていた逸品。リントンやトバコなどの産地が有名。
- ジャワ
- ジャワと言えば、苦みの強いロブスタで、主にブレンド用などに使われている。
- 雲南(ゆんなん)
- 中国産。 主に雲南(ゆんなん)省で作られている。
- モカ(イエメン)
- 独特の強い酸味を持ち、甘みとこくが加わる。また、香気に優れる。熱狂的なファンが多いと言われる。
- インド
- 「プランテーション」という銘柄が有名。
- パプア・ニューギニア
- 東ティモール
- ベトナム
- 今世紀になってから、コロンビアを抜きブラジルに次ぐ世界第2位のコーヒー生産国になっている。現在は加工用のロブスタ種が生産の中心だが、アラビカ種も作られ始めている。
- イエメン
- コーヒー発祥の地といわれる。モカ・マタリは「コーヒー・ルンバ」にも歌い込まれているもっとも有名な銘柄である。
アメリカ合衆国
- コナ(ハワイ島)
- 非常に強い酸味を持つ。ブレンドに用いると良質な酸味が与えられると言われる。ブルーマウンテンに次ぐ高価な豆で、偽物も多い。高価な理由は、希少価値というよりも、コーヒー豆の原産国のうち、唯一先進国のため、人件費・土地代などの費用が高いためと言われている。高価なため、基本的にはブレンドされているので、配合比率を確認することをお奨めする。 ハワイではこのほかに、カウアイ島やマウイ島でもコーヒーが作られている。
中央アメリカ
- メキシコ
- グアテマラ/グァテマラ
- 酸味とこくを中心とした味わい。
- サルバドル(エル・サルバドル)
- ホンジュラス
- ニカラグア
- コスタ・リカコスタリカ
- パナマ
南アメリカ
- ブラジル
- 酸味と苦みのバランスが良い。世界一のコーヒー産地。No.2が最高級品で、欠点豆は300g(約2千粒)あたり4個以内と規定されている。
- コロンビア
- 酸味と甘味を中心とした味わい。最高級品はスプレモSupremoを名乗る豆である。
- ベネスエラ
- かつてはコーヒーの大産地だったが、1910年代にマラカイボ湖で油田が発見されるとコーヒー生産は廃れた。
- ペルー
- ボリビア
カリブ海諸国
- ブルーマウンテン
- ジャマイカ産。卓越した香気を持ち、調和の取れた味わい。最高級の品質と呼ばれる。
- キューバ
- クリスタルマウンテンは、上品な香りとバランスのとれた味わいで、高級な豆の一つである。
- ドミニカ共和国
- カリブ海には、ドミニカを名乗る国が二つあるが、エスパニョーラ島東部を占める国である。
- ハイチ
- 独立後、サトウキビのプランテーションが打ち棄てられると、唯一外貨を獲得できる商品はコーヒーとなった。ハイチ・コーヒーは紛れもなく高級品である。
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