イタリアの食べ物
パスタ
パスタ料理は第一皿に分類される。小麦粉を練って作った種々の形態の麺類(パスタ)とソースの組合せが基本である。パスタは、サラダに入れたりスープの具にしたりしても用いられる。グラタンもパスタ料理の一種である。デザートで「パスタ」の名がつくものがあるが、これはペースト状の菓子の意(パスタ参照)。
- スパゲッティ
- ペンネ
- ラザニア
- ラビオリ
- タリアテッレ
- マカロニ
- ブカティーニ
- カネロニ
- ヴェルミチェッリ
- ニョッキ
ピッツァ
平たくのばしたパン生地の上に具材を載せて焼いた一品料理で、軽食として供されることが多く、イタリア本国ではリストランテ格の店では商品化していない店が多い。イタリアでは安く簡単に素早く食事をすませるといえばピッツェリアでピッツァを食べることが一般的である。最も伝統あるピッツァがナポリピッツァである。イタリア各地で味付けや生地に差があり、ローマのピッツァが最も薄い。なお、アメリカのピッツァは味付けや具材などがイタリアのものとは大きく異なる。
- マルゲリータ(ピッツァ)
- マリナーラ
- クアットロ・フォルマッジ
- クアットロ・スタジョーニ
- ボスカイオラ
- ロマーナ(ピッツァ)
- ナポレターナ
米料理
米料理と言えばリゾットが有名だが、米は小型のパスタと同様に扱われることも多い。米をデザートに用いるのも一般的である。イタリアはヨーロッパ一の米どころであり、料理ごとに最適な種類の米を使い分ける。
- リゾット-米を具とともにブロード(イタリア語で「出汁」。ブイヨン参照)で煮たもの。
- アランチーニ(スプリ)-イタリア風ライスコロッケ。
- インサラータ・ディ・リーゾ-米のサラダ
パン
料理が給仕されるまでの空腹を紛らわせるため、また食事とともに口直しや、皿のソースを拭って食べるのに用いられる。軽食として具材を乗せたり挟んだりして一品の料理として食べることもある(パニーノ)。
- ロゼッタ
- グリッシーニ-トリノで有名な細長く硬いパン。
- フォカッチャ-平らなパン。
- ピアーダ、ピアディーナ-エミリア=ロマーニャ州の平らな無醗酵パン。
- パーネ・カラザウ-サルデーニャ島伝統の薄い醗酵パン。
- パーネ・トスカーノ-トスカーナ州の塩の入っていない大きなパン。
- タラーリ
パン料理
- クロスティーニ
- パニーニ(パニーノ)-パンに具材を挟んだサンドイッチ。
- ブルスケッタ
- ティジェッレ(クレシェンティーナ)
- ピアディーナ
- スープ
- ミネストローネミネストローネ-野菜や豆、パスタ等を入れたごった煮風スープ。
- ズッパ・ディ・ペシェ-魚のごった煮。
- ズッパ・ディ・パーネ-パンを入れたスープ。
肉料理
- ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ-フィレンツェ風Tボーンステーキ
- カルパッチョ-生の牛肉を薄切りにしたもの。ヴェネツィア料理。
- コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ-ミラノ風カツレツ。
- サルティン・ボッカ-ローマ料理。仔牛肉の包み焼。
- オッソ・ブーコ-仔牛の骨付きスネ肉の煮込み。
- ピカタ
- ランプレドット
サラミ、ハムなどの肉製品
- パルマの肉製品プロシュット
- プロシュット・ディ・パルマ
- プロシュット・ディ・サン・ダニエーレ
- パンチェッタ
- コッパ
- グアンチャーレ
- モルタデッラ
- サラミ
- ブレサオーラ-牛肉のハム
魚料理
- アクアパッツア
- フリット-フライ。通常、イカやエビを用いる。
野菜料理
- カプレーゼカポナータ
- バーニャ・カウダ
- カプレーゼ
チーズ
- ペコリーノとファーベゴルゴンゾーラ
- パルミジャーノ・レッジャーノ
- モッツァレッラ
- リコッタ
- マスカルポーネ
- ペコリーノ
- タレッジョ
- ベル・パエーゼ
- フォンティーナ
- グラーナ パダーノ