イギリスのカフェごはん
イングランド料理、北アイルランド料理、スコットランド料理、ウェールズ料理に分けられ、また、これから派生したものにアングロ・インド料理があり、
基本的には主菜に大量のジャガイモを付け合わせとして食べるのが一般的。
もっとも付け合せと言っても、揚げる(『チップス』)、焼く(『ベークドポテト』)、茹でる等したジャガイモを大量に添えるため、
主食と考えてもいいと思います。
量に関係なくジャガイモを主食と思わないのは、他のヨーロッパ諸国同様、穀類は主食という概念がないためですが、
実際には薄いトーストやプティング(日本で言うプリンのことではなく、蒸し料理としての呼称)、ポリッジと呼ばれる
オートミールも食べられます。最近ではパスタやオートミール以外の
シリアルも食べられますが、イギリス独自の特徴があるわけではないようです。
また、イギリス料理は主菜となるローストビーフやステーキ、シチューや、前述のチップスやベークドポテトからもわかる通り、
シンプルな調理方法が特徴。しかし、和食ではシンプルな調理は素材の味をそのまま活かすためな事が多いですが、
イギリス料理は加熱し過ぎることが多く、食感や味がわからなくなっていることが少なくありません。
これは外国人が納豆やくさやを臭いと感じたり、日本人がブルーチーズを受け付けないといった感覚的な違いによる
差別ではなく、イギリス人自体が認める料理のまずさです。
元々イギリスには美食文化がなく、調理人が食べる側に合わせるのではなく、食べる側が自分好みの味付けをするのが前提だった
名残りなんだと思いますが、少なくともそのままカフェで出せるメニューではないでしょう。ただ、シンプルな料理ではあるので、
日本人に合わせた程度の焼き加減や、揚げ具合にすれば、オーガニックカフェのような素材の味を活かすカフェでも
出せるでしょう。自然豊かな避暑地等では雰囲気出しやすいかもしれません。
肉料理
- ローストビーフ
- ミートパイ
- シェパーズパイ
- カレー
- ハギス – スコットランド料理
- スコッチエッグ
魚料理
- フィッシュ・アンド・チップス
- キッパー (魚料理)
- ウナギのゼリー寄せ
パン類、パスタ料理など
- ヨークシャー・プディング
- スコーン
- マフィン
- ブレッドソース
- ホットクロスバン
- マカロニ・アンド・チーズ