ロールスクリーン

ロールスクリーン

1枚の布をひもやチェーンでロール状に巻き上げるウィンドウトリートメント。長さを調節できるので、採光を調整することが可能。

プリーツやドレープがないので、他のウィンドウトリートメントと比べて、シンプルですっきりとした印象になります。

出入りが多い場所に向いていなかったり、大きな場所をカバーする場合は複数にわける必要があったりしますが、それを考慮しても目的によって素材を選べ、デザインの豊富さは魅力。

以前は生地が厚いため、遮光カーテンはロールスクリーンには向かないと言われていたようですが、最近は遮光性の高い製品も出ています。

また、水洗いが出来ないこともデメリットとされてきましたが、こちらもウォッシャブルと呼ばれる水洗いに対応したものが出てきており、汚れそうな場所ではウォッシャブル対応の製品を選ぶといいでしょう。

ロールスクリーンの操作方法による種類

プルコード式
ボトムバーやウェイトバーと呼ばれるスクリーン下部の棒についているひもで開閉するタイプ。
チェーン式
側部についているチェーンで開閉するタイプ。最近は負荷がかかると外れるセーフティ機能がついているものもあります。
ワンタッチチェーン式
仕組みはチェーン式と同じですが、軽く引っ張ることで自動で巻き上げされます。
ループコード式
側部についている輪になったひもを回転させることで開閉するタイプ。
スマートコード式
側部についているひもを引くことで開閉するタイプ。ひもを引いた分下がり、少しひもを引くと巻き上がります。
電動式
リモコンやコントローラーで操作するタイプで、コードレスなのでこどもやペットがいても安全。

ロールスクリーンの特徴

1枚の布をロール状に巻き上げて収納することでコンパクトにできるウィンドウトリートメント。

使用している状態でもフラットな見た目で、デザインも豊富なのでワンランク上のおしゃれ感を演出できるので人気も高い。

一般的にはプルコード式と呼ばれるひもで操作するタイプ、チェーンで操作するチェーン式があり、スクリーンの長さに比例して長くなるので、こどもやペットがいる家庭ではひもやチェーンを束ねておくか、電動式というリモコンで操作するタイプがおすすめ。

ロールスクリーンのメリット

カスタマイズの幅が広く、サイズ、素材、デザインのバリエーションが豊富。

収納時はコンパクトですし、使用時もふくらみがないため、フラットな見た目を演出できます。

壁や窓枠に穴を開けて問題なければ、取り付けがかんたん。

賃貸で穴を開けられなくても、カーテンレールがあれば、設置用の金具をつければかんたんに設置できます。

他にもつっぱり棒で設置するという方法もあります。

また、間仕切りや、収納の目隠し等にも使いやすいです。

ロールスクリーンのデメリット

カスタマイズの幅の広さが特徴ではありますが、ロールスクリーンにもサイズの制限はあります。

極端に縦長のサイズや、何面もあるような広範囲をカバーするようなサイズは構造上、向いていません。

広範囲をロールスクリーンでカバーする場合は、ロールスクリーンを複数設置することになります。

また、取り付け方法が正面付けと天井付けがあるのですが、サイズに構造部分が含まれているため、理解していないとサイズが合わないということも。

特に天井付けですと窓枠につけるため、どうしても両サイドに隙間ができるため、遮光性を求める場合は正面付けでやや大きめのサイズにした方がいいでしょう。

また、換気等通風をすると素材にもよりますが、意外とうるさく、動いたりもするので、巻き上げておくか、なんらかの対策が必要となります。

以前は洗えないというデメリットがありましたが、最近は手間がかかるものの、ウォッシャブルと呼ばれる水洗いに対応したものもありますし、調光ロールスクリーンとは違い、かたく絞れば水拭きもできるので、あまり問題にはならないでしょう。

調光ロールスクリーンの特徴

光を透過する透明な生地と、光を遮る遮光性の生地を組み合わせて、光や風の量を調整できるロールスクリーン。

チェーンでブラインドのように操作して調整するタイプが一般的ですが、電動式に対応した商品も出ています。

調光ロールスクリーンのメリット

ブラインドのようにチェーン1本で調光、遮光、通風を調節でき、ロールスクリーンの特徴である窓まわりをスッキリ見せる効果が得られます。

人気も高く、おしゃれな雰囲気がワンランク上がるので、来客のある空間におすすめ。

調光ロールスクリーンのデメリット

メリットの裏返しになりますが、チェーンで調整するため、慣れないと扱いにくいかもしれません。

特にこどもやペットのいる家庭ではいたずらによってチェーンが絡まったり、故障の原因になる可能性があります。

また、通常のロールスクリーンは取り外して水洗いできるものもありますが、調光ロールスクリーンは構造上水洗いやクリーニングができません。

基本的な手入れはモップ等でほこりをとるくらいで、水拭きをするとしみが残ってしまうこともあるようです。

通常のロールスクリーンは生地の交換ができますが、調光ロールスクリーンはメーカーに依頼することになるので、汚れてしまいそうなら他のウィンドウトリートメントにした方がいいでしょう。

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